「二酸化炭素と温室効果」地球温暖化の真の原因その3

マイケル・マン博士の論文が一つのキッカケとなる

いつもありがとうございます。
日野です。

今日は時間がなく、前置きなしでいきたいと思います。

地球温暖化の真の原因について述べていっていますが、今回は温室効果と二酸化炭素について、見ていきたいと思います。

なぜ二酸化炭素が地球温暖化を、引き起こすと考えられているのかといえば、これが「温室効果」になります。

温室は光を逃さずに、熱を逃しません。

つまり温室は太陽光に対しては透明なのですが、熱に対しては不透明になります。

これは地球の大気に対しても同様で、紫外線や可視光線に対しては透明なのですが、問題は赤外線です。

太陽の光で地表が温められると、赤外線が放射されます。

大気中の元素は、赤外線に対しては、ほとんどが透明なのですが、二酸化炭素やメタンに対しては不透明なのです。

つまり二酸化炭素やメタンが増えると、赤外線が外に逃げなくなります。

そうすると地球の温度は上昇していく・・・、これが温室効果になります。

二酸化炭素が地球温暖化の原因である、となったひとつのきっかけは、1998年雑誌ネイチャーに発表された、アメリカのマイケル・マン博士の地球温暖化の論文でした。

過去1000年間の北半球の気温を分析し、気に刻まれた年輪、サンゴ礁の状態、極地の氷の状態などとともに見た結果、1900年以後、気温は急上昇していることが分かります。

これが世界的な関心も集めるのですが、この時点で、マン教授たちは、地球温暖化の原因は二酸化炭素であると断言します。

人間が産業化をすすめて、二酸化炭素の排出量が増えた結果、ここ1000年間、気温が急上昇しているとマン教授は言います。

これが国際的基準となる認識となっていきます。

しかし、これが地球温暖化の全てなのでしょうか。

二酸化炭素であるという決めつけは危険

地球全体の気象や気候変化については変数が多く、非常に難しい問題であり、気象や気候の専門家ほど、地球温暖化の原因が二酸化炭素なのかということについては、慎重な態度をとっているといいます。

少なくとも、二酸化炭素の増加が、主原因であるとする専門家は皆無だと。

そもそも大気中における二酸化炭素の増加に関しては、未解明な部分がまだまだ多いのです。

二酸化炭素が増加すれば植物の成長が促進されます。

温暖化すれば、植物の生育範囲は広がり、さらに二酸化炭素の吸収量が多くなります。

そうなると、実際にどれだけの量が生成されて、吸収されているのか、そのことを地球全体で把握することは、極めて困難というのが現状です。

地球温暖化における二酸化炭素の影響は、これまで言われているほどではないということも、指摘されています。

二酸化炭素削減を推進する国際研究所IPCCは、これまでのシュミレーションは、海洋の熱吸収などを低く見積もり過ぎだといいます。

年間を通じて、海洋がどのように二酸化炭素を吸収しているのか、年間を通じてどう増減しているのか、その調査も困難で行われていないといいます。

東京大学名誉教授の石田憲一氏は、著書『宇宙と地球環境』で、「『二酸化炭素が増えるのは、一応、人間のせいだということにして置いたほうがいいと思う』という意見に私は反対である」と述べているといいいます。

石油や石炭を燃やすことは、逆に冷却化を助けるという反論もあります。

火山が大噴火すれば、大量の二酸化が放出されて、削減努力をしてきたことが、一気に帳消しになってしまいます。

ピナツボ火山が噴火した時には、エアロゾルが拡散して冷夏となったそうです。

このように、みていくと地球全体の環境を早くするのは難しく、IPCCも「不確定要素があまりにも多く、未来の気候変動について、確実な予測を出ことは不可能」と認めます。

前回まで見てきたように、地球温暖化といえば、二酸化炭素削減と当たり前のように誰もが思い、無意識的に同意します。

それに反論をしていこうものなら、環境のことを考えていないという風潮もあります。

確かに環境のことは大事であり、森林が破壊されていることなど見ていけば、人為的なものはいくつもあり、そういったことはできるだけ、負荷をかけない生活スタイルを、していく必要があると思います。

しかし、それらのことと、地球温暖化の真の原因とは、別の可能性があります。

というか別に切り分けて、フラットな目で見ていく必要があります。
でないと本質が見えてきません。

環境問題はすでにビジネス化している節もあります。

地球温暖化の主犯は、二酸化炭素であるということを決めつけてしまうのは、ある意味非常に危険だと思います。

全く別の容疑者を、追いかけ続けている可能性もあるのです。

もう一度、地球内部と地球外部の状況を見て、そのうえで俯瞰的に見ていく必要がある、そのように僕自身は感じています。

ということで、時間が来ましたので、ここまでとさせていただきます。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

日野

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