「賛否両論」のあの本がようやく届きました…と遮光器土偶・番外編「イエスの使徒トマスと達磨大使」天空世界編(120)

「賛否両論」のあの本がようやく届きました…と遮光器土偶・番外編「イエスの使徒トマスと達磨大使」天空世界編(120)

いつもありがとうございます。
日野です。

以前、少し触れた下記の本がようやく来たので、今日読みました。

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知らないほうが……幸せかもしれないコ〇ナワク〇〇の恐ろしさ
高橋 徳 (著), 中村 篤史 (著),船瀬 俊介 (著)
https://00m.in/fufwh
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●「危険なのは接種直後の副反応だけではありません。阿鼻叫喚が始まるのは2年後~5年後なのです! 」――危険性を叫ぶ2人の「良心の医師」と「告発の鬼」船瀬俊介氏がワク〇〇注入に狂奔する日本の現状に心底から憂慮、コ〇ナワク〇〇の安全性への重大疑問を網羅!

●2021年6月24日、著者・高橋徳教授&中村篤史医師がついに厚労省に「ワク〇〇接種停止」を緊急申し入れ!

●ノーベル賞受賞者モンタニエ博士が警告!「希望はない。ワク〇〇を打った人に対する治療法はない。ワク〇〇接種者は全員2年以内に死亡する。我々にできるのは大量の死者に備えて火葬場の準備をしておくことくらいだ」――これでもあなたはワク〇〇打ちますか!?

●本書共著者・中村篤史医師がコ〇ナワク〇〇を打たない理由――
1メリットがないから
2リスクが大きいから 
3そもそもワクチンではないから

あなた……そしてあなたの大切なひとの人生の重要な選択をするための貴重なデータ、本書には満載です。
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おそらく、メディアを信奉している人からすれば、完全な「デマ」扱いの本になるでしょう。

確かに知らないほうが幸せかもしれないと思いますが、中村院長がおっしゃっているように接〇したとしても、諦める必要は全くありませんし、やるべきことをやっていけば乗り切っていけると思います。

これは楽観論、希望論で言っているのではありません。少しずつお伝えしていきます。

神の幕屋(神殿)が獣によって汚される

また、いま世界で起きていることを目を逸らすことなく、しっかりと見据えていくことが必要であると思います。

評価は予想通り極端に分かれています。

Amazonに★1個の意見をいくつかとりあげてみますと・・・

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ワク〇〇接種前に参考として読んでみたが、接〇することで遺伝子が組み替わり、2年後に死亡者が多発するとか、噴飯ものの根拠のないデマ本レベルではないだろうか。

世界の1流メーカーが自国民に対して、そんな危ないワク〇〇を作るはずがないのは、常識で考えればわかることである。

多数の専門家はワク〇〇接〇後に、遺伝子の組み替わり物質はすぐに分解され無害になると指摘している。
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いったん区切りますが、この時点で、1流のメーカーがそんな危険なワクを、作るはずがないという「常識」に縛られています。

ファ〇ザーのバックにはビ〇・ゲ〇ツがいます。

さらにその背後には、ロ〇チャイルドやロッ〇フェラーが控えていますので、よくよくみていけば、極めて危険なことであることが見えてきます。

また、「遺伝子の組み替わり物質はすぐに分解され無害になると指摘している」とありますが、これもス〇イクタン〇クは、人体に残存しさまざまな影響を与えることが、すでに指摘されはじめています。

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国内でのワク〇〇接〇後の副反応による死亡者は、約700人と少なくなくはないが、すでに3500万人程度の人が接〇した割合で、1/5000の死亡率が高い思うかは、その人の価値観、自己判断だろう。

現在国内でデルタ株の感染が急拡大しており、接種率の高い高齢者の感染率の低さは、ワク〇〇の有効性を証明しているのでないだろうか。

緊急事態宣言下、飲食店への休業などの施策により、減るどころか急増している今、やはり有効な対策はワク〇〇しかないというのが現実的でないだろうか。

ワク〇〇接種は国だけでなく世界中の希望でもあり、国民をコロナ禍から救うワク〇〇を、完全否定するには本書は、根拠の乏しいものであると言わざる得ない。
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メディアからは、本当の情報はでてきません。

情報が検閲されコントロールされている時代で、ワクの否定的情報はことごとく削除され潰されているのが現状です。

それでも自分で調べていくしかありません。

その他にも以下のような否定的意見がありました。

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総合病院でコロナ患者さんの対応をしている現役の内科医です。

人間の体内でmRNAが逆転写されて、接種者のDNAに取り込まれ、遺伝子を改変することはあり得ません。

その他にも憶測やデタラメに近い記述が多い。不安を煽るだけの内容です。

一般の方へ副反応が多いワク〇〇であることは事実ですが、コロナに感染した時のリスク等を考えて、接種を検討してください。
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「人間の体内でmRNAが逆転写されて、接種者のDNAに取り込まれ、遺伝子を改変することはあり得ません。」とありますが、これもまた、残念ながら「逆転写」されていくことが、明らかになっています。

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信じる信じないは、人の勝手だが、あれだけアメリカが大切にしているイスラエルで、あれだけの接種率を誇ることは無いですよ。この本の通りなら、まずアジア、アフリカ地域に、すべてのファ〇ザーワク〇〇が向けられるんじゃないかな?現状は、自分の国を優先しているのだが。
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いえいえ、アメ〇カは、こんなことを言っては何ですが、非常に合理的で、打算的な考えで動いています。

ですから、イスラエルだからこそ、あれだけ実験的に接〇をすすめていると言えるのです。

なぜなら、イスラエルにはイスラエル第3神殿が、早ければ来年2022年、遅くとも10年内にはに建てられますから、そうなると、そこにアメ〇カが送り出した世界統一政府のトップとなる、聖書に記された「獣」がそこに居座ることになるからです。

そのために、アメリカは非常に合理的に物事をすすめているのです。

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この獣には、また、大言を吐き汚しごとを語る口が与えられ、四十二か月のあいだ活動する権威が与えられた。

そこで、彼は口を開いて神を汚し、神の御名と、その幕屋、すなわち、天に住む者たちとを汚した。
(ヨハネの黙示録 第13章5~6節)
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このように、神の幕屋(神殿)が獣によって、汚されることが記されています。

その布石として・・・

2017年12月6日に当時大統領であった、ドナルド・トランプ大統領は、エルサレムをイスラエルの首都と承認します。

さらにアメリカ大使館を、エルサレムに移転したのが2018年5月14日、イスラエル独立宣言70周年記念日の日でした。

こうしてお膳立てができ、本当であれば、トランプ大統領の時代、特に2018年にイスラエル第3神殿を建てるチャンスがありました、そのためには「御神体」が必用であったのです。

そのご神体とは、「契約の聖櫃アーク」と「イスラエルの三種の神器」です。

古くは、出エジプトの時代、「幕屋」という移動式神殿がありましたが、そこには「契約の聖櫃」と「イスラエルの三種の神器」がありました。

当然、第三神殿にもこれらのご神体(ご神宝)がなければいけないのです。

それらは、現在イスラエルにはありません。

どこにあるかといえば・・・

前々から述べているように日本の伊勢神宮にあり、(草薙剣だけは現在熱田神宮にある)そのことを当然アメ〇カは知っていて、かなり前から、これらを合法的に奪うために、天皇明仁陛下に対して、アメ〇カは次期天皇を、〇〇宮親王にするように圧力をかけていたようです。

しかし・・・

突如として、2016年8月8日に天皇明仁陛下は「生前退位」を表明、このことによって、次期天皇が自動的に徳仁皇太子になることとなり、2019年5月1日に「令和」となり、アメ〇カの思惑を打ち砕くことになります!!

アメ〇カにとっては思いもかけないことで予定をひっくり返され、日本は、「生前退位」によって、
すんでのところで最大の危機を免れていたのです。

このあたりは、飛鳥昭雄さんがおっしゃっていて、なるほど・・・と思ったのですが、飛鳥さんの言葉をお借りすれば、「アメ〇カは最後の最後で天皇明仁してやられたのである!!」ということになります。

これによって慌てたのが、アメリカでロスチャ〇ルドの指示によって、元大統領のバ〇ク・オ〇マが動き出したのです。

事実、トランプ大統領の後を継いだのがバイデン大統領でした。

バイデン大統領は、バ〇ク・オ〇マが大統領の時に副大統領になっています。

ですから両者は密接な関係があると言え、表だっては出てきませんが、今現在もバイデン大統領の背後には彼がいるはずです・・・!!

そして、いずれ・・・彼が表にでてくることになります・・・!!

神一厘の仕組み

世界の支配者層は、実に緻密に物事を、何年も何十年も前から進めていると感じます。

しかし、この世界は神と悪魔が共存する世界ですので、普通の人には全く理解できないと思いますし、頭がおかしくなったかと言われるかもしれませんが、大魔王サタンは、非常に現実的にこの世界にいますし、そのサタンの思惑を受けて動いている人たちもいます。

今回の新型コロナをはじめ、ワク〇〇にいたるまで、すべては計画通りに進んでいると思います。

彼らは本気で、世界を支配しようと思っています。

しかし、最後の最後は、いつも言うように結局、神一厘の仕組みが発動し、悪は駆逐され、地球は神が統治する世界となります。

その神一厘の仕組みに深く関わってくるのが天皇家となります・・・!!

本の感想 その2

話がそれましたが・・・汗

あといくつか、本の感想をみてみます。

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とても面白い内容で、日本とんでも本大賞が狙えるのでは?
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とても単純な問題です。命を守りたいのならばワク〇〇は打ちましょう。
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反ワク〇〇、反医療のデマ屋たちが書いたどれ一つとして信頼してはいけない本。なぜこんな本を野放しにしているのか、Amazonの姿勢に疑問を持たざるを得ません。

言論の自由は許容されるべきですが、デマは例外です。内海聡の本をベストセラーにしているのもかなり大きな問題です。これらの本は医療に関するものではないです。
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素人がデマを流すのはある意味自由だが、権威のある医師が人を脅かす内容を、断言するという罪深い本。陰謀論者はテレビが悪と口を揃えて言う。

ネットの方が相当悪でいいかげんな情報が多いことは、社会性のある人間なら認識できること。残念通り越して身勝手極まりない医師免許剥奪もの。
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まず、書かれている著者の出されている、本のタイトルを確認してください。この本の内容は全くのデマです。
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このように、デマと決めつけていますが、もはや、ひとりひとりが最終的には判断して、打つか打たないかを決めることです。

デマと決めつけるのもよし、全てを鵜呑みにする必要はないと思いますが、内容に関心をもったら、そこから、さらにご自身で調べてみるのもいいでしょうし、大切なのは、メディアやインターネットの情報を鵜呑みにするのではなく、ご自身で調べていく中でご自身で判断していくことです。

そのうえで、打つことに決めましたというのであれば、それはそれで誰も文句が言えるものではないのです。

その考えを尊重したいと思います。

また、接種した方もぜひ読んでいただきたいと思います。

以前に取り上げましたが、中村先生の提唱するデトックスの方法なども紹介されています。

たとえ接〇してしまったとしても、ワクの影響を最小限にしていくことは、可能だと思っています。

遮光器土偶・番外編「イエスの使徒トマスと達磨大使」天空世界編(120)

ここからは遮光器土偶・番外編となり、マニアックな話になりますので・・・(汗)興味がない方はスルーしていただければと思います。

前回は、東方の三博士が失われたイスラエル10支族であり、イエス・キリストが誕生した時、ユダの2支族とあわせて、全イスラエル12支族の人たちが、集合していたことになどについてみました。

このことをみても、東アジア一帯にはイエス・キリストをメシアと認める、原始キリスト教徒が広がっていました。

イエス・キリストの12弟子のひとりに「トマス」という人物がいますが、彼はインドで伝道して殉教したという伝承があり、彼のことは、中世ヨーロッパも伝わっていました。

ウィキペディアにはこうあります。
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使徒トマス(生年不詳 – 72年12月21日)は、新約聖書に登場するイエスの使徒の一人。アラム語の原義は「双子」。

彼に由来する男性名としても一般的に用いられている。『ヨハネによる福音書』では3か所で「ディディモと呼ばれるトマス」として言及される。
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新約聖書外典にイエス・キリストの語録がある「トマス書」というのもあります。

使徒トマスに関しては、新約聖書では十二使徒の一人として登場し、「ヨハネによる福音書」に以下の記述があるのみとなります。

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『ヨハネによる福音書』では情熱はあるが、イエスの真意を理解せず、少しずれている人物として描かれている
(ヨハネ11:16参照)。

ヨハネ20:24-29ではイエスが復活したという他の弟子たちの言葉を信じないが、実際にイエスを見て感激し、「私の主、私の神」と言った。

またイエスのわき腹の傷に自分の手を差し込んでその身体を確かめたとも。
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イエスの復活を最初信じなかったトマスは、ヨハネによる福音書の第20章には以下のように記されています。

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十二弟子のひとりで、デドモと呼ばれているトマスは、イエスがこられたとき、彼らと一緒にいなかった。

ほかの弟子たちが、彼に「わたしたちは主にお目にかかった」と言うと、トマスは彼らに言った、「わたしは、その手に釘あとを見、わたしの指をその釘あとにさし入れ、また、わたしの手をそのわきにさし入れてみなければ、決して信じない」。

八日ののち、イエスの弟子たちはまた家の内におり、トマスも一緒にいた。

戸はみな閉ざされていたが、イエスがはいってこられ、中に立って「安かれ」と言われた。

それからトマスに言われた、「あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。手をのばしてわたしのわきにさし入れてみなさい。信じない者にならないで、信じる者になりなさい」。

トマスはイエスに答えて言った、「わが主よ、わが神よ」。

イエスは彼に言われた、「あなたはわたしを見たので信じたのか。見ないで信ずる者は、さいわいである」。
(ヨハネによる福音書 第20章24~29節)
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トマスは実際にイエスに触れて、彼の復活を信じるようになりましたが、「見ないで信ずる者は、さいわいである」とイエス・キリストが言った言葉は、非常に深いものがあります。

言ってみれば神そのものも見えない存在ですが、そのことを信じるのか、もしくは神などいないというのか、その違いは天と地ほどの大きさとなりますし、この森羅万象の働きをみれば見えなくとも、この宇宙を動かしている大いなる存在がおられることは、感じられるのではないでしょうか。

トマスについてはあまり情報がないのですが、ウィキペディアにはこうあります。

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トマスはインドまで赴いて宣教し、そこで殉教したとされているが、史実的な裏づけはない。

しかし、『トマス行伝』にインドの王として、記録されているグンダファルという人物が、近年発掘された当時の貨幣によって、実在していたことが判明した。

また、この時代から海路を通したインド貿易が行われていたため、インドに渡ったというのは、まったくあり得ない話ではないといわれている。

インドでは、トマスはトマの名で呼ばれ、トマが建てたという伝承のある教会がある。
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突然ですが、七転び八起きの「だるま」がありますが、この「だるま」のモデルが「達磨大使」だと言われています。

そして、この達磨大使の正体が、実は「トマス」ではないかと指摘されています。

以下のサイトから抜粋してみます。少し長いですが、興味があればご覧ください。

https://matmkanehara.blog.fc2.com/blog-entry-150.html
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<達磨と使徒トマス>

達磨大師は一般には、インドから中国に禅の仏教を伝えた人とされています。

しかしこのだるまに関し、京都の金戒光明寺に、興味深い絵が保存されています。

景教研究家のエリザベス・A・ゴードン女子が、住職の許可を得て撮影した仏教画ですが、もとは中国から伝来したといいます。

法然上人によって発見されたとの伝説があり、従って12世紀以前に描かれたものでしょう。

絵は、上中下の3段から成り、下段では達磨(頭に布をかぶっている人物)が、人々に語っている光景となっています。中断では、一同が空虚な墓の前に行っています。

そして上段では、聖者が後光を放ち、雲に乗って昇天するのを、一同が拝んでいます。

かつて、仏教の僧侶からキリスト教の牧師になった経歴を持つ、道籏康誠氏は、この絵について「これは言うまでもなく、キリストの復活・昇天の絵を仏教化したものだ」と述べています。

ゴードン女子も「中世のイエスの絵と同じく、これは主イエスの復活と焦点の絵に違いない」と述べています。

この絵は、達磨が聖者の復活・昇天について、人々に語っているという体裁をとっています。

しかし達磨の姿を見てみると、頭に布をかぶり、顔に髭を生やしていて、どう見ても中近東の人々特有の格好です。

特に、ユダヤ人の格好です。カール・ルートビック・ライヘルトと博士は「ダルマの絵を見ると、その容貌は中国人やインド人ではなく、全くユダヤ人の特徴がある」と述べています。

かってキリストの使徒トマスは、先の動画で見たようにインド中国方面に伝道に行きました。

この絵は、使徒トマスが復活のキリストに出会った時の体験を、人々に語っている光景を、仏教化したものに違いありません。

すなわち、使徒トマスが達磨に置き換えられ、仏教画に作り替えられているのです。

では、達磨と、トマスとは一体どういう関係なのでしょうか。

達磨は使徒トマスのことなのか。それとも、達磨とトマスは別人なのか。

実は達磨は、伝説化されていて、謎だらけの人物です。

達磨は、一般には禅宗を起こした人物とされ、6世紀に生きたと言われています。

ところが達磨が書いたという「二入四行の説」には、禅の思想がありません。

また6世紀に生きたというのも、多くの異説や矛盾点があり、信憑性がないのです。

達磨は南インドの生まれと言われています。そこは、トマスの宣教地でもありました。

一方、ダルマの出身はペルシャとする書物もあります。

『開元目録』(8世紀)には、「ときに西域の沙門菩提達磨という者がいた。彼はペルシャの人だった」とあります。ペルシャは景教徒の故郷です。

使徒トマスも、インドに来る前はその地域で伝道しました。

さらに、禅宗において達磨の忌日は10月5日です。

しかし、仏教では死んだ日の前日に仏事を行う習慣がありますので、本当の彼の命日は10月6日でしょう。

これは、ギリシャ正教会が「トマスの召天日」として祭日にしている10月6日と一致します。

また、トマスはインドでは「トマ」と呼ばれていました。

それが訛って「達磨」(Dharma)の名になったのではないでしょうか。

TとD は発音が近いから、入れ替わりやすいのです。中国では特にそうです。

このようにどうもトマス伝説が仏教化されて、達磨伝説になっているようです。

達磨は一般には「インドから中国に禅の仏教を伝えた人」ということになっています。

しかしトマスも、インドから中国へ伝道に入っています。

トマスは北京あたりまで伝道に行って、それからまたインドに帰っているのです。

つまり6世紀頃にも達磨伝説を形成するような仏教僧がいたと思われますが、やはり達磨伝説のおおもとなった人物は、使徒トマスでしょう。

ところで達磨人形というのがあります。

頭に赤い布をかぶって、髭を生やした人物の、あの丸い人形です。

倒してもまた起き上がるーー「七転八起」の言葉を表した人形です。

ところが、この「七転八起」というのはもともと聖書の教えなのです。

今から約3000年前に記された『旧約聖書』箴言24章16節に、「正しい者は7たび倒れても、また起きあがるからだ」と記されています。

「七転八起」は聖書の思想なのです。

使徒トマスは七転八起の人でした。このようにダルマ伝説には使徒トマスの伝説が習合しているようです。

実は「これは仏教のものだ」と思われていることの中に、実際は元は基督教だったというものがたくさんあります。
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このように、使徒トマスはインド伝道において、「達磨大使」のモデルになったと思われます。

トマスが生きた紀元1世紀、仏教も、実は大きく変わっておりそれまでの出家を基本とする仏教から、一切衆生を救うという大乗仏教が流行します。

あまねく人々を救うという思想の根底には、トマスが伝道した原始キリスト教の、影響があるのではないかとも指摘されています。

そもそも、仏教の開祖、釈迦の出自も元々は中東をルーツとする、騎馬民族のサカ族となるので、仏教のルーツに関しても、古代イスラエルの影響があるものと思われ、もっと言えば、失われたイスラエル10支族の血をひく、預言者であったとも言えるのです。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

日野

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