COVID-19と「大気汚染」の深い関係と「肺炎」を防ぐ最善の方法

COVID-19と「大気汚染」の深い関係と「肺炎」を防ぐ最善の方法

いつもありがとうございます。
日野です。

今日も新型コロナウイルスの話題で申し訳ございません・・・。

どこに「焦点」を合わすか・・・とこの前言っていながら、あなたが新型コロナウイルスに、焦点を合わせているじゃないか・・・と、ツッコミが入りそうですが・・・(‘◇’)ゞ

今の新型コロナウイルスの状況を把握して、その状況からどのように対策していけば、乗り切っていくことができるのか・・・、ということを伝えていくのも、僕自身の役割のひとつと思いますので、ご了承ください。

結局は、新型コロナウイルスがどうこうよりも、真の健康体を創造していくことに注力していけばいい、ということになると思いますので、そのことを中心にしながら、時に現状も把握しながらお伝えしていければと思います。

日本のコロナによる死亡率が低い理由は「食習慣」

新型コロナウイルスは、9日時点で、感染者が世界で150万人を超えていますが、死者はイタリアが1万7000人を超えて最も多く、米国とスペインがそれぞれ約1万5000人で続いています。

その中で、世界の研究者から日本の死亡率の低さに驚いているといいます。

実際に、3月末時点で人口10万人あたりの日本の死者数は0.04人。

一方、イタリアは同17.79人、スペインは同15.64人となり、イタリアと比較すると、単純に444分の1ですから、これは確かに低いことが分かります。

これについて、医療ジャーナリストの鳥集徹さんはこう言います。
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「原因については諸外国も関心を持っていますが、現状では日本は、ウイルス感染の有無を調べるPCR検査数が絞られているため、感染数や死亡数が過小評価されているとの指摘がある。あまり他人と直接的に接触しない、大声でしゃべらないといった行動様式や、マスクや手洗いなどの習慣が、日本における感染拡大を、防いでいる可能性も考えられます」
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前回取り上げた、BCG接種率の高さが重症化を抑えているとも指摘されていますし、日本人はすでに新型コロナウイルスの、集団免疫を持っているのではないかとも言われています。

また、日本人の清潔さは一理あるかもしれません。

毎日お風呂に入るという習慣も重要だと感じます。

そしてさらに言えば、やはり「食習慣」も大きいと思います。

以前にも述べましたが「海藻」や「食物繊維」なども重要ですし、「発酵食品」などの日本人の食習慣も、貢献しているのではないでしょうか。

COVID-19と「大気汚染」の深い関係

イタリアの死亡原因のすべてが、新型コロナウイルスなのか・・・は置いておいても、やはりこれだけの被害は、異常事態であることには変わりありません。

そのイタリアの死者の多さの原因のひとつに、「大気汚染」が指摘されています。

以下から一部引用させていただきます。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/041000226/?P=2
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新型コロナの死亡率、大気汚染で悪化と判明、研究

世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスは、医療崩壊から極端な貧富の格差まで、現代社会の弱点を突きながら拡散している。

しかし、無視されがちなある大問題との関係は、少々複雑だ。

それは、大気汚染がパンデミック(世界的な大流行)を悪化させた一方、そのおかげで、一時的でも空がきれいになっているということだ。

米ハーバード大学T・H・チャン公衆衛生大学院の研究者が、1本の論文を公開した。

査読を受けて学術誌に発表されたものではないが、それによると、PM2.5と呼ばれる微粒子状の大気汚染物質を長年吸い込んできた人は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による、死亡率が大幅に高くなるという。

大気汚染の科学に関心を持つ人々には意外ではない。
とはいえ、その影響の大きさは衝撃的だった。

研究者らは、米国の人口の98%をカバーする約3000の郡について、大気中のPM2.5の濃度と、新型コロナウイルス感染症による死者数を分析した。

すると、PM2.5の濃度が1立方メートルあたり、平均わずか1マイクログラム高いだけで、その死亡率(人口当たりの死者数)が15%も高かった。

「汚染された大気を吸ってきた人が新型コロナウイルス感染症にかかったら、ガソリンに火をつけるようなものです」と、論文の著者であるハーバード大学の生物統計学教授フランチェスカ・ドミニチ氏は言う。

PM2.5は体の奥深くまで侵入して高血圧、心臓病、呼吸器障害、糖尿病を悪化させる。

こうした既往症は新型コロナウイルス感染症を重症化させる。

また、PM2.5は免疫系を弱体化させたり、肺や気道の炎症を引き起こしたりして、感染や重症化のリスクを高める。

ドミニチ氏らは、現在のパンデミックの中心地である、ニューヨーク市のマンハッタンを例に、大気汚染の影響を説明した。

マンハッタンではPM2.5の平均濃度が、1立方メートルあたり11マイクログラムあり、4月4日時点で1904人の死者が報告されている。

研究チームの推算によると、過去20年間のPM2.5の平均濃度が、あと1マイクログラムでも少なければ、死者数は248人も少なかったはずだという。

もちろん、犠牲者の数は4月4日以降も増え続けている。
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現在、深刻な状況になっていると言われるイタリアやニューヨークでは、「大気汚染」が元々ひどかったといいます。

イタリアでは、特に北部で酷い状況で、北部のロンバルディア州で、感染者が急増しているといいます。

そして大気汚染の酷い地域も北部なのだといいます。

これは偶然ではないと。

大気汚染で、その地域の人々は慢性的に肺にダメージを受けていたところに、新型コロナウイルスが侵入してきてなすすべがなかった・・・ということが、どうもあるようです。

ですから、前回述べたように「空気」・・・すなわち「空間」の状態が、人体の健康を大きく左右するということです。

僕たちは人体を何とか元気にしようと、いろいろな食やサプリを気にしますが、それも確かに大切ではありますが、肝心の「大気」には無頓着になりがちです。

人体内の健康と同時に空間を健全な状態にすることが、いかに重要かということが、今回のイタリアの例を見ても分かると思います。

24時間休みなくしている「呼吸」こそが非常に重要で、自分の周囲の空気がどんな状況かで生死を分けるのです。

だからこそ、今、その重要性に気づき、空間の空気を変えようとして、「ソマヴェディックシリーズ」や、「滝風イオンメディック」なども、需要が増えているのだと思います。

どんな空気の元で過ごすのか・・・

これは想像以上に重要です。

新型コロナウイルスによる肺炎を防ぐ最善の方法

山田豊文先生のFacebookの記事の続きを掲載させていただきます。

https://www.facebook.com/yamada.kyorin/posts/1310230299168011
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『新型コロナ・パニックに打ち勝つために』

免疫力を高める方法の二つ目は、いわゆるブースター効果を利用することです。

現在、新型コロナウイルスのエンベロープ(外側の膜)を壊すために、そこら中にアルコールが撒かれています。

それによる最大のデメリットは、他の多くの微生物が死んでしまうことです。

人間の体は、環境中の微生物が少なくなれば、それに応じて免疫力を落とす仕組みになっています。

多くのワクチンの効力が10年程度で切れてしまうのも、人間が消毒ばかりしてきたことが大きな原因であり、自業自得というやつです。

そのため、私たちは自然に生きなければなりません。

自然界に抱かれながら、多くの微生物やウイルスと共に生きなければなりません。

人間の、浅はかな知識でもって強引に何とかしようとすればするほど、墓穴を掘ってしまうことになるのです。

私たちの体内も同じです。

多くの常在微生物によって、病原性の強い微生物が侵入することや、増殖することが防がれています。

ヒトそのものの力は微力ですから、体に宿ってくれている常在微生物が助けてくれているのです。

消毒や殺菌という行為は、その強力な味方を失うことに直結しているのです。

新型コロナウイルス用の薬を開発している人々にとっては、その薬の承認が下りるまでは、このパニックが収まらない方が良いのかも知れませんし、直接関わっていない製薬企業や医療業界、それらをスポンサーにしているメディアも、同じようなことを思っているのかも知れません。

しかし、私たちはそれに翻弄されてしまってはいけません。

今回の騒動から学ぶべき事は、私たちの体には、細菌やウイルスを始めとする様々な災厄から、体を守る大変優れた防御機能が誰にも備わっていて、真に正しい生活習慣を実践していれば、生涯病気と無縁の人生を送る事が、出来るのだという真理に気付く事です。
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僕たちの常在菌を活かしていくことで、外敵から身を守ってくれているのです。

ウイルス対策として徹底的な除菌や殺菌は、山田豊文先生が言うように危険であるとさえ思います。

冒頭に述べた、大気汚染についても繋がる話なので、山田豊文のFacebook記事をもう少し、最後に引用してみます。

引用ばかりで、すみません(‘◇’)ゞ

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『新型コロナウイルスによる肺炎を防ぐ最善の方法』

今回は、新型コロナウイルス対策に関する第3報として発信するものです。

(中略)

これらで述べてきたことを一言で言うならば、気道粘膜上皮におけるウイルス排除能力を増進させることでした。

さて今回は、気道におけるウイルス排除が、上手くいかなかった場合の対策について、述べてみようと思っています。

入ってきたウイルスを、粘液と線毛によって追い出すことができるのは、いわゆる上気道と呼ばれる部分と、下気道と呼ばれる部分だけです。

それよりも奥まった部分は、終末細気管支、呼吸細気管支、肺胞道、肺胞と呼ばれる組織になりますが、これらの内表面には線毛が存在しません。

では、この奥まった部分にまでウイルスが入ってきた場合、体はどのようにしてウイルスに対抗するのでしょうか。

呼吸という動作によって換気することを、主な仕事にしている肺胞の内表面は、粘液も少ないため、ここまでウイルスが到達してしまうと、比較的容易にウイルスに、定着および侵入されることになります。

ウイルスに侵入された細胞は、周囲をパトロールしているマクロファージに、食べられて処分されますので、この処分および修復能力が、ウイルスの増殖速度を上回っていれば、殆ど無症状で終わってしまいます。

一方で、ウイルス感染細胞が最初にマクロファージに食べられた時から、体内の免疫システムが動き出します。

何時間か経てば、新型コロナウイルス専用の抗体が作られ、血液を通じて現場に運ばれます。

抗体が次々と運ばれてウイルスに貼り付くと、ウイルスは身動きが取れなくなることと、肺胞内に出てきた好中球などの食細胞が、それを直接食べることができるようになります。

この段階は、体の免疫システムがフルに稼働している状態ですから、少々の発熱があるかも知れませんが、それ以上の症状は出ず、重症化はしません。

免疫力が低下していない健常人であれば、進行してもこのあたりまでだということです。

しかし、もともと気道が汚れていて、ウイルスを追い出すことが出来なかった人は、肺胞の中も既に戦場と化しているのです。

肺にいるマクロファージは、日頃から吸い続けられてきた、PM2.5などの異物を食べる作業で手一杯です。

また、細菌などの生物系の異物を食べ続けている好中球も手一杯です。

そのような戦場に、新たに新型コロナウイルスが舞い込んで来ることになります。
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このように、大気汚染の原因となるPM2.5などを、普段から当たり前のように吸っていることで、肺が慢性的ダメージを受けていますので、ここでウイルスが入ってきたらもう防御できないのです。

イタリア、中国、アメリカのニューヨーク、インドも大気汚染が言われていましたので、被害の多い地域と、大気汚染の関係もやはりありそうです。

日本もすべてではないかもしれませんが、都市部ほど感染者数が多いという傾向は、見られるように思いますので、大気とウイルスの相関関係というのも、見ていく必要があるのかもしれません。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

日野

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