生命の樹(逆木)の「反転」の奥義と「羊水」の読み解き(後編)「メノラー」

生命の樹(逆木)の「反転」の奥義と「羊水」の読み解き(後編)「メノラー」

いつもありがとうございます。
日野です。

今日も深夜の配信すみません。

今回で「羊水」の読み解きの完結としたいと思います。

いつも寄り道をしてしまいますので・・・今日は、寄り道せずに、一気に最終の読み解きまでしてしまいたいと思います。

「羊水」の読み解き(後編)

では、「後編」最後の謎解きを一気にいきましょう。

前編と中編がまだの方は下記からご覧ください。
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今も禅定を続ける空海の謎と「羊水」の読み解き(前編)「バプテスマ」
http://forever-ex.com/bkn8091/0040/987
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空海の名に秘められた謎と羊水の読み解き(中編)「ツリー・オブ・ライフ」
http://forever-ex.com/bkn8091/0040/988
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前回「葉」について見ましたが

「葉」とは、「草冠(艸)三・三」と「世(三十)」から「三」「三」「三」「十」「木」とみました。

ただ、シンプルに見れば、「葉」=「草冠(艸)」+「世」+「木」となりますので、「世」は「三十」の意や形象からも「十」+「十」+「十」と、見ることができますので、「十」が神、完全なる存在とみれば、三本の十(神)となります。

「草冠(艸)」は、三叉の神が対となって存在し、天界を象徴的に表します。
ここから「葉」とは、天界に存在する三本柱の木となり、「生命の樹」を象徴しています。

「葉」が「生命の樹」を象徴すると同時に、「生命の樹」の「葉」を象徴するということになります。

「メノラー」

「羊水」についての最後の解き明かしは、非常にシンプルです。
正直、これはいくら何でも強引であろう・・・と思ったのですが、偶然にしても見事に繋がるものがあり、せっかくなので、記してみます。

「羊」の形象から連想が膨らみました。
「羊」という字を何気なく見ていて、まず、伸びる方向が気になりました。
「羊」の字の上のふたつのチョンを除けば、「七」方向に広がっているとみえます。

七方向か・・・ということで思い浮かんだのが、結論から言いますが、「メノラー」という七枝の燭台でした。
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メノラー
https://goo.gl/cdwWaW
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メノラーか・・・何か関係があるのかな・・・と。
そして、メノラーということで気づいたのは、メノラーとは生命の樹を象徴的に表していることです。

なるほど・・・。

「羊」という字から、前回「生命の樹」の象徴だと導きましたが、メノラーが生命の樹の象徴であれば、「羊」とも繋がる可能性がある・・・と。

「羊」=「生命の樹」=「メノラー」

しかし、「羊」という形象と「メノラー」は似ていますが、違います。

ただ、しばらく見ていて、うん・・・!?と気付きます。

生命の樹は、日本では「榊」になりますが、「榊」は「さかき」であり「逆木」です。
そうか・・・「逆木」か。
ということは・・・ひっくり返せばいいのか・・・

まさか・・・!?

ということで、「羊」という漢字をペンとメモ用紙に書きなぐってみて、ひっくり返してみました。

やはり・・・!!

「羊」という字をひっくり返すと、メノラーの形象と同じであることが、分かると思います。

これには驚きましたし、最初は、偶然であろう・・・と思いました。
羊をひっくり返して、横に伸びる線をぐいっと上にあげてやれば、「メノラー」の完成です。
「羊」の上のチョンチョンが、燭台の形象に見事に成ります。

正直、これはお遊びでしかなく、こんなことを言えばみなに笑われるなと思いました。

「メノラー」とは?

しかし、おもしろい繋がりであると感じました。

そもそも、メノラーとはどのようなものか、以下に述べてみます。
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ユダヤ教の典礼具の一つである多枝燭台。

その原型は、神の命令によって幕屋(まくや)の聖所に置かれることになった、純金の七枝の燭台である(《出エジプト記》25:31~35)。

中央の幹の両側に三つずつ枝が伸びた形で、七つの燭火がともせるようになっていた。

この形はエルサレムの〈第二神殿〉の、聖所に置かれた燭台にひきつがれ、神との出会いの場所としての神殿の象徴ともなった。

神殿が失われ、シナゴーグがおもな典礼の場所になってからも、メノラーは象徴的図像として壁画にしばしば表現された。
https://goo.gl/pzf3Nf
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そして、このメノラーは生命の樹でもあるのです。

生命の樹は先にも見たように日本では「榊(逆木)」と言われます。
なぜ「榊」であり「逆木」という漢字にも置き換えることができるのか。
それは、これが日本の奥義でもあるからです。

日本では逆さにする、あるいは反転させることで、真意を示すということが往々にしてあります。
または「鏡」に映して反転させるということが、奥義にもなっています。

天照大神が岩戸から顔をのぞかせた時に、神々は鏡を差し出して、天照大神の顔を映し出します。
これも「鏡」に映すことによって「陰陽逆転」を象徴し、女神である天照大神の真の姿は、男神であることを象徴しているのです。

これを仕組んだのは古事記、日本書紀を編纂した藤原不比等です。
藤原不比等が天照大神の性別を、逆転させる仕掛けを施しています。
藤原不比等の父親は藤原鎌足、すなわち中臣鎌足であり、中臣鎌足は幼少時代から神童と称され天才的人物でした。
聖徳太子とも密接な繋がりがあり、鎌足は幼少の頃から聖徳太子のつくらせた夢殿に、出入りしていたといいます。

つまり・・・藤原不比等が仕掛けた仕掛けは、元をたどれば聖徳太子にまで繋がることになり、藤原氏と聖徳太子、秦氏もまた、きってもきれない密接な関係があります。

逆転させる反転させることで見えてくるもの

また、前方後円墳というものがあります。
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前方後円墳
https://goo.gl/v9dt6Q
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これもよくよく見れば、上記の写真の方向で見ることが多く、鍵穴に見えたりしますが、これを逆転(反転)させると、「壺」の形状が浮かび上がってきます。
これが前方後円墳の真の姿でここでも反転させることで、真の姿が浮かび上がるようにしています。
丸と台形の間には、造り出しの部分がありますが、これが壺の取っ手になります。

ちなみに「◯」と「□」の形状がみてとれこれを重ね合わせると、日本の国旗日の丸が浮かび上がります。
これも偶然ではありません。

いずれにしても、この前方後円墳から浮かび上がった「壺」の正体とは、古代イスラエルの三種の神器である「マナの壺」を象徴的に表しています。

このように、逆さにする、逆転させる反転させることで見えてくるものが、いろいろとあるのです。

で、同じように、「羊」という漢字を逆転させてみたのです。
そうしたら・・・「羊(生命の樹)」が「逆木」となったとき、見事に「メノラーの燭台」になりました。
実際のメノラーは羊の横の部分も、曲がって上に向いていますが、象徴的には、同じとみてもいいでしょう。
メノラーとは、生命の樹を象徴的に表しているといいました。

下記が両者の関係をうまく図に表してくれています。
http://blog.livedoor.jp/alefbate/archives/26631265.html

ですから「羊水」の「羊」とは「羊(生命の樹)」=「反転した羊」=「メノラー」となり、結局、前回見た生命の樹と繋がります。

「羊」の最後の読み解き

「羊」とは、聖書では神の子羊イエス・キリストを象徴し、ひとりひとりの人の生命を象徴し、イスラエル12支族を象徴する、といったことをみてきました。

聖書ではこのように「羊」が、いろいろな象徴として使われていることから見ても、重要な漢字であることは間違いないと思いますし、「羊」という漢字に重層的な深意を込めたとみても、おかしくはありません。

「羊」を反転させて「メノラー(生命の樹)」が浮かび上がるというのも、完全なる偶然だと思ったのですが、こうも意味が見事に繋がってくると、お遊びとも思えなくなってきて、正直もうよく分からないのですが(笑)「反転させる」ということが、「逆木」などと同じように重要なことのように思います。

そして「反転させる」ということでふと思ったのが・・・ああ、赤ちゃんが生まれてくるときこそ、「反転」状態から生まれてくるではないか・・・!と。
すなわち、頭を下にして、産道(三道)を通り抜けて生まれてくる・・・!!
頭から出てくる赤ちゃんこそ、二足でたつ人体からしたら反転しているではないかと。

実は生命の樹は「人体」をも象徴的に表していて、これを「アダムカドモン」といいます。
「羊」を反転させると「メノラー」が浮かび上がってきますが、「メノラー」は「生命の樹」でした。

「反転させた羊」=「メノラー」=「生命の樹」=「アダムカドモン」

「反転させた羊」を「反転」させると「羊」となり、人体(アダムカドモン)も反転して、頭を下にした「赤ちゃん」となります。
そのことを「羊水」は象徴しているのかもしれない・・・と思いました。

それを手書きで下手くそですが、簡単に書いてみると以下のようになります。
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「羊」の最後の読み解き
http://treeoflife888.lolipop.jp/file/yousui.jpg
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十二支から「羊」=「未」と見ましたが「未」は「一」+「木」と分解できます。

これは「一(はじめ)」の「木」となり、人類にとってアダムとエヴァがいた、最初の楽園「エデンの園」に生える「生命の樹」を象徴しているように思います。

僕たちが生まれる時に包まれてくる「羊水」とは、こうしてみてくるとかなり妄想が入っていましたが(・_・;)聖書からみれば、このように不思議と、整合性がとれてくるというものがあります。

こうしたことからみても、漢字というのを本当の意味で解き明かすには、聖書の思想や古代イスラエルの歴史と、合わせてみていくことで読み解けるものであると思います。

本当にマニアックになってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!

あくまで僕の勝手な妄想部分も多々ありますので、信じないでください。笑
お遊び的にみていただければと思います。

ただ、シンプルに「羊水」が、聖書や古代イスラエルとの深い関わりの中で、つけられたものであるということは、間違いないと思います。

いずれにしても、僕たちは生まれてくる時からすでに、神(天)の祝福を受けてこの世に生まれ出てきた・・・ということも間違いない事実だと思います。

ですからそのこと自体が奇跡ですし、今こうして生かされているということは、生かされている役割がまだ「ある」ということになります。

ともに全力で、今この瞬間と向き合っていきましょう。

日野

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