偽書「東日流外三郡誌」に描かれた北東北の歴史と数千年の歴史を持つ「えごま」

偽書「東日流外三郡誌」に描かれた北東北の歴史と数千年の歴史を持つ「えごま」

いつもありがとうございます。
日野です。

今日は、14時からZoomオーガニッククラブを開催しました。

岩手県の尾田川農園の尾田川様にお話をいただきましたが、多くの方に聞いていただきありがとうございます!

本物研究所の横濱さまが岩手県出身ということもあり、尾田川農園さんから、現地中継という感じでしていただきました。

尾田川農園さんは岩手県九戸郡軽米町という地にあり、雑穀を中心に栽培している尾田川農園さんと、仲間の農家さん約270件の方々と連合しながら、雑穀やえごまなどを農薬を使用せずに、丹念に育てておられます。

今回、実際に生産者の方の想いをお聞きして、僕自身も大変学びになりました。

こういった本物商品を扱えることに感謝いたします。

顔が見える生産者ということで、聞いていただいた方も、本当に安心してこれらの雑穀やえごま油を、使っていただけるのではないかと思います。

尾田川さんは、僕の聞き間違いでなければ、昭和28年生まれと言いますから、68歳くらいになるのだと思いますが、今日、初めて僕自身も実際にお顔を拝見したのですが、非常にお若い・・・!と感じました。

話の中で、普段の食の重要性について繰り返しお話をしていただきましたが、まさに尾田川さんご自身が、雑穀やえごま油によって、そのことを体現されていると感じました。

それだけに非常に説得力がありました。

私(尾田川さん)にしかできないこと、そして、この岩手九戸郡軽米町という地でしかできないことをして、次世代の子どもたちに何ができるのかということを考えて、結果、雑穀を栽培し続けてきた
とおっしゃっていました。

20代の時から続けてきて40年以上かけて、ようやく形になりつつあり、やってきて良かったといったことをおっしゃっていました。

本当に素晴らしい事と感じました。

誰もが「天才」の能力を持っている

人として生まれてきた以上は、ひとりの例外もなく、その人にしかできない才能や役割を与えられてきています。

それは天からの才能であり、そういった意味では、誰もが「天才」の能力を持っていると言えますし、誰もが、神様からいただいた才能を元々持っています。

しかし、その持っている才能を活かすか活かさないかは、その人次第ということになります。

その己の才能に気づき、自分のためではなく「他人のため」に活かすことが、この人生の目的のひとつではないかと、尾田川さんの話を聞いて思いました。

それは誰もが、己の人生の中で気づいていくものだと思いますし、尾田川さんは20代にして、そのご自分の役割、才能に気づかれそれをやり続けてこられました。

この地に生を受けられたということも偶然ではないのだと思います。

こういった素晴らしい方を応援していきたいと思いました。

「エゴマ」が出土した三内丸山遺跡

在来種のえごまについても、この岩手の地でかなり以前から常食されてきたもので、三内丸山遺跡からも、えごまの食べた痕跡などが発見されているというから驚きです。

一般的な説として、三内丸山遺跡について以下のように記されています。(ウィキペディアから)

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三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)は、青森県青森市大字三内字丸山にある、縄文時代前期中頃から中期末葉(約5900-4200年前)の大規模集落跡。

遺跡から出土した栗をDNA鑑定したところ、それが栽培されていたものであることなども分かった。
多数の堅果類(クリ、クルミ、トチなど)の殻、さらには一年草のエゴマ、ヒョウタン、ゴボウ、マメなどといった栽培植物も出土した。

三内丸山の人たちは、自然の恵みの採取活動のみに依存せず、集落の周辺に堅果類の樹木を多数植栽しており、一年草を栽培していた可能性も考えられる。

このことを通して、この遺跡の居住者数は数百人と考える事ができる。
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このように「エゴマ」が出土したことも記されています。

遺跡の年代を信じるならば、少なくとも数千年前から「エゴマ」を初めとする植物などが、食べ続けられたと見ることができます。

人類がそれだけ長く食べ続けてきたということは、逆に言えば、安全で人体にも良いものであったということです。

北東北を中心とした縄文文化の中心のひとつが、青森県の三内丸山遺跡ですが、この「縄文文化」というのも、非常に興味深いものがります。

アカデミズムとは違う考えですが、今から約2000年~2500年前には、東日本大陸は、もっと南方に
位置していた可能性があります。

そして前に触れましたが、日本列島は東日本大陸と西日本大陸がかつて分かれていました。(あくまで仮説の一つです…)

それがある時期、両大陸が激突してできたのがフォッサマグナであり、盛り上がってできたのがアルプス山脈になります。

それはアカデミズムでは、遥か昔、人類が存在する以前と推定されていますが、実はそれが起こったのは紀元後となります。

また東日本大陸に住むいわゆる縄文文化圏の人たちは、かつて古代アメリカ大陸から、太平洋を渡ってやってきていることも判明しています・・・。

そのように見ていくと、かつてはかなりグローバルな動きがあったということになります。

偽書「東日流外三郡誌」に描かれた北東北の歴史

東北地方には、偽書とされる(本当は偽書ではありませんが)「東日流外三郡誌」があったり、宇宙人か?と一説では言われる「遮光器土偶」もあり、「アラハバキ」の神など、見ていくと興味深いものがいくつもあります。

東日流外三郡誌には、北東北には、「阿曽辺族(アソベ族)」という先住民がいて、岩木山が噴火して絶滅しかかったところに、海から「津保化族(ツボケ族)」という種族がやってきて、津保化族が阿曽辺族平定し、津保化族が優位にたったとあります。

さらには、阿曽辺族(アソベ族)は、後に起こった大地殻変動によって滅びたとあります。

これは結論だけを言えば、先住民の「阿曽辺族」は「エスキモー」となり、海(=古代アメリカ大陸)からやってきた津保化族は、「アイヌ」の人たちになります。

ここに「遮光器土偶」の謎が関わってきます。

遮光器土偶とはいったい何だったのか?
本当に宇宙人を模したものなのか・・・?

次回その真相について少しだけ触れてみます。

岩手県では食文化に欠かせないもの

話がそれましたが・・・汗

えごまは、潰してお餅にしたりして食べてきたそうです。

またえごまは、「じゅうね」とも言い、じゅうねみそつけもちが、郷土料理として食べられてきたそうです。

「じゅうねみそつけもち」
http://www.bunka.pref.iwate.jp/archive/food122

この味わいは忘れられないほど美味しいそうです。

「じゅうね」とは、10年長生きできるという謂れがあるそうです。

http://blog.matuno.co.jp/archives/1052207269.html
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東北地方ではエゴマのことを、10年長生きできるという謂れから「じゅうね」訛って「ずーね」と呼ばれて、古くから親しまれ、農家のお母さん達によって脈々と受け継がれてきました。

その背景には岩手県南、宮城県北地方に、餅やはっと(すいとんに似たもの)の食文化があり、じゅうねの需要が途絶えることがなかったからです。
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このように、えごまは、この岩手県では食文化に欠かせないものであったといいます。

「理想のアブラ」

オメガ3の健康効果については、いろいろなところで言われていますが、以下のサイトから引用してみます。

https://www.nhk.or.jp/special/plus/articles/20191226/index.html
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食べないと生きていけない“命のアブラ”を発見!

日本からおよそ9000キロ離れた北極圏。
ここに、「理想のアブラ」を食べて暮らしている人たちがいる。

冬場はマイナス50度以下という過酷な環境で、はるか昔から狩猟生活を続けてきた先住民族イヌイットだ。

彼らがよく食べているのは、分厚い皮下脂肪に覆われたアザラシの肉だ。

この「大量のアブラ」が、イヌイットの人たちにとって何よりのごちそう。

彼らの伝統的な食生活はとにかくアブラが多く、じつに摂取カロリーのおよそ7割がアブラだという。

普通、そんなにたくさんアブラをとったら血液はドロドロになり、心臓病や動脈硬化を招いてしまう。

しかし、イヌイットの人たちはいたって健康だ。一体なぜなのか?

その謎を解明して世界を驚かせたのが、生理学者のヨーン・ダイヤベルグ博士。

イヌイットが食べているアブラの成分を徹底的に調べ、彼らの健康のカギを握るのが「オメガ3(スリー)脂肪酸」という、アブラの成分であることを見つけ出した。

「イヌイットの食事を分析して驚きしました。なんと、1日およそ14グラム、日本人の10倍近くも多くオメガ3脂肪酸をとっていることが初めて分かったのです。」(ダイヤベルグ教授)

アブラが“細胞膜”を柔らかくして、健康に!

イヌイットの食事に多く含まれていることが分かったオメガ3脂肪酸。

最近の研究で、このアブラの成分には、驚くべき健康効果があることが、次々と明らかになってきた。

じつは私たちの全身の細胞は、すべて「アブラの膜」で覆われている。

オメガ3脂肪酸は、その細胞膜の材料に使われている、特別なアブラのひとつだ。

ここで重要なのが、オメガ3脂肪酸が“曲がった形”をしていること。

細胞膜は、拡大すると、真っ直ぐな棒状の物質がぴったりくっつき合って、丈夫な膜を形作っている。

ここに曲がった形のオメガ3脂肪酸が入り込むと、接触部分が少なくなるため、摩擦が減って動きやすくなり、細胞膜が柔軟に変形しやすくなるのだ。

棒状の物質の間に曲がったオメガ3脂肪酸が入り込むと、細胞膜が柔軟に変形しやすくなる。

私たちの健康にとって、この「細胞膜の柔軟性」は非常に重要だ。

たとえば、血液を全身に届ける血管の細胞にオメガ3脂肪酸が多いと、血管はしなやかに伸縮して血流を良くしてくれる。

その血液中を流れる赤血球も、通常は円盤のような形をしているが、細い血管を通る際はオメガ3脂肪酸のおかげで、柔らかく折れ曲がることができ、血液の流れがサラサラになる。

オメガ3脂肪酸を多くとっていると、全身の細胞がしなやかになり、血液循環が健やかに保たれる。

そのため、動脈硬化や心臓病などになりにくいと考えられるのだ。

さらに、注目すべきは私たちの脳。

その断面を見ると、知性など高度な脳機能に関わる部分に、オメガ3脂肪酸が密集している。

オメガ3はそこで脳の神経細胞を形作る材料にも使われており、神経細胞同士が柔軟に変形してつながり合い、高度な情報ネットワークを生み出すのを促していると考えられている。

宮城大学で食と人類の進化を研究する石川伸一教授も、オメガ3脂肪酸が細胞にもたらす健康効果に注目している。

「私たちの体には、だいたい数十兆個の細胞があると言われてますが、そのすべての細胞の柔軟性に、オメガ3脂肪酸は関係しています。たとえば動脈硬化や認知症の予防に有効だという研究成果が報告されています。」(石川教授)

まさに、私たち人間の体も脳も、細胞レベルで健やかに保つ「命のアブラ」。
それが、オメガ3脂肪酸なのだ。
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このようにオメガ3系に変換されるαリノレン酸が、えごまには豊富に含まれています。

この国産という希少なえごま油を、1日、おさじ1杯摂取していただくことをおすすめされています。

僕も納豆に入れるのが一番気に入った食べ方ですが、この油はそのまま食べてもおいしいと感じるほど、癖がないです。

あと、ひとつ注意点がありそれは酸化しやすこと。

瓶は光を透過しますので、必ず遮光効果のある箱に入れて保存してください。

開封したら、冷蔵庫で保存していただき、1カ月~1カ月半で使い切っていただくのが理想です。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

日野

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