爆発的感染拡大「前夜」と免疫の暴走を抑える「特別な免疫細胞」
いつもありがとうございます。
日野です。
できうるならもっと明るい話題を触れていたいというのが本音なのですが・・・
世界的に感染拡大が起こっている新型コロナウイルスは、現実的に見れば、日本も危機的状況を迎えつつある・・・というのが正直なところでしょう。
危機を煽るつもりはないのですが現実を冷静にみれば、今、爆発的感染を起こしているアメリカのニューヨークも数週間前までは、予想できなかった事態が引き起こされています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3944918.html
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アメリカ・ニューヨーク市の新型コロナウイルスの感染者数が、中国・湖北省の武漢市が公式に発表している感染者数を、人口比で抜いたことが分かりました。
アメリカ・ニューヨーク市の新型コロナウイルスの感染者数は、3月31日、4万人を突破し4万3139人となりました。
これは、ニューヨーク市では「人口1万人に対しておよそ51人」が、感染したという計算になり、ウイルスへの感染が世界で最初に確認された、中国・武漢市の感染者数と、人口から割り出した「1万人あたりおよそ44人」の感染率を上回りました。
武漢市当局が公式に発表している、これまでの感染者数はおよそ5万人ですが、ニューヨーク市では連日、3000人から4000人前後の、新たな感染者が確認されていて、実数で武漢市の感染者数を抜くのも、時間の問題となりつつあります。
また、医療分野で評価が高い、ジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、アメリカ全土でこれまでに亡くなった人の数も31日、3400人を超え、中国本土の死者数を上回りました。
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これが日本の大都市でも数週間後、1カ月後に起こらないと絶対に言い切ることはできません。
今ニューヨークで起こっていることの前ぶれが、「今」の日本であるということは専門家も指摘しています。
日本医師会も1日に会見を開き、横倉会長は新型コロナウイルスに関連する、国の緊急事態宣言について「感染爆発が起きてからでは遅い」と言っていますし、日本医師会として現在の状況に対して、「医療危機的状況宣言」を打ち出しました。
なぜ政府は緊急事態宣言を出さないのか・・・
経済的な損失が大きいからというのもあるでしょうが、真の目的は「別」にあるとしたらどうでしょうか・・・。
それは政府のコロナ初期の対応の仕方、ダイヤモンドプリンセス号の対処の仕方、そういった対応を追っていけば、その意図が見えてきます。
本当に感染を抑えたいのでしょうか・・・
これは正直信じたくないことですが・・・
いずれにしても本当に国民のことを思っているのであれば、もっと早め早めの対応をとったはずです。
もしこの先「感染爆発」が日本で起こった時には・・・(起きる可能性が高いと想定して準備していくことが大切です)
もう緊急事態宣言を発動せざるを得ない時がくるでしょう。
しかし時すでに遅しで、すでにさまざまなところで指摘されているように、今の段階で抑えることは難しいです。
そして、緊急事態宣言が発動されることでどうなっていくのか。
ひとつあげるとすれば「権力」が一点に集中していきます。
それも狙いのひとつだとしたらどうでしょう。
「非二元論」の考え
考えていくと暗くなっていくので(汗)こういったことは、考えすぎないほうがいいでしょう。
それよりも、これからは、どんな事態が起こってきても、精神的にぶれない事と免疫力を適切に高めていく意識を持つことが大切です。
2月頃から今から免疫力を意識して、準備していく必要がありますということを伝えてきましたが、この4月5月は本当に慎重に、しかし恐れずに平常心で過ごしていくことが大切です。
不安を煽るつもりではなく深刻にならずに、真剣に体を整えていくことを、考えていく必要があるということです。
そして情報が錯綜してきますから、容易に「不安」や「恐れ」の渦に巻き込まれないことです。
感染拡大した時に慌てないことです。
やることをやっておけば大丈夫という意識です。
実際に、感染したとしても、8割の人は軽症か無症状ですんでいるのが現実です。
また普通の人(持病のない人)が重症化するのは数%とも言われています。
ですから恐れることなく自分自身の免疫力を落とさないように、今はできることを淡々としていくことだと思います。
何度も言いますが不安や恐怖は体に負荷がかかるストレスとなり、免疫力を落とします。
そして、不安や恐怖は、本当は自分のものではありません。
それはいわば「霊」でもあります。
不安や恐怖の「霊」です。
そこに巻き込まれないことです。
逆に言えば、この機会に乗じて巻きこもうとしている「霊」がいるということになります。
視点の次元、見つめる次元を俯瞰してみつめることです。
人間レベルの視点ではなく神、5次元領域の視点から見ることです。
この時、「非二元論」の考えは非常に役に立ちます。
そして、その視点を持ちながら精神と肉体を整えていく。
恐れや不安は、精神や肉体の「気」の流れを遮断してしまいます。
気の流れが滞ることは免疫力の低下にも繋がります。
「恐れるな・・・!!」です。
そういったことについても、出来る限り、お伝えしていきたいと思います。
免疫の暴走を抑える「特別な免疫細胞」
前回、山田豊文先生の言葉をみました。
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玄米や植物食に多く含まれる食物繊維は、強力な免疫作用を持つ、クロストリジューム族の細菌を作る、腸内細菌にとって欠かせないものです。
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クロストリジューム族の細菌とは何か?ということですが、今回はそのことについて少し触れてみたいと思います。
前回、腸は免疫細胞が集中する場であり、パイエル版という部分で、免疫細胞に学習させる機能を、もっていることについても見ました。
さらには、本当は主要な造血器官でもあり、ここで良質の血液を造り出しているということから見ても、「腸」という器官を整えていくことが、これからの感染対策にもなるということが分かると思います。
前回みた下記のサイトから続きを引用してみます。
https://www.nhk.or.jp/kenko/special/jintai/sp_6.html
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現代人に急増する“免疫細胞の暴走”と腸の関係
ところが近年、体を守るよう腸で、しっかり訓練されているはずの免疫細胞が「暴走」し、本来攻撃する必要のないものまで攻撃してしまうという異常が、現代人の間に急増しています。
それが、さまざまな「アレルギー」や、免疫細胞が自分の細胞を攻撃してしまう、「自己免疫疾患」と呼ばれる病気です。
最新研究によって、こうした免疫の暴走が招く病気の患者さんに、「腸内細菌の異常」が生じていることが明らかになってきました。
今回番組で取材したイギリス在住の22歳の女性アスリートは、4年前に突然、命に関わるほど重症のアレルギーを発症し、深刻なショック症状を繰り返して、幾度も生死の境をさまよってきました。
彼女の便を検査したところ、ある特定の種類の腸内細菌が、健康な人と比べて明らかに少なくなっていることがわかりました。
一方、日本でいま急増している「多発性硬化症」という病気。
免疫細胞が暴走して脳の細胞を攻撃してしまうという難病で、手足のしびれから始まり、症状が進むと歩行困難や失明などのおそれもあります。
この病気の患者さんの便を調べると、やはりある特定の種類の腸内細菌が、少なくなっていることが突き止められました。
人間の腸内にいる腸内細菌はおよそ、1000種類、100兆個以上とも言われています。
その中で、今回取材した重症のアレルギーと、多発性硬化症、異なる2つの病気に共通して、減少していた腸内細菌がありました。
それが「クロストリジウム菌」という腸内細菌の仲間です。
およそ100種類いると言われるクロストリジウム菌の中で、ある種類が少なくなっていることが、どうやら「免疫細胞の暴走」と、深く関わっているらしいのです。
いま世界の研究者が大注目しています。(クロストリジウム菌の中には、病気を引き起こす有害な菌もいます。)
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この「クロストリジウム」と「クロストリジューム」は、表記の違いで同じ菌を指すと考えてください。
このクロストリジウム菌は、暴走する免疫細胞を抑える働きがわかってきたそうです。
ここから免疫力というのは、ただ単に高めるというよりは、調節力、バランス力が大切であるということが分かります。
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「クロストリジウム菌」の意外な役割
患者さんの腸内で減少していた、クロストリジウム菌という腸内細菌は、腸の中で何をしているのでしょうか。
その謎を解く鍵は、免疫研究の世界的権威、大阪大学特任教授の坂口志文さんが発見した「特別な免疫細胞」にありました。
これまで免疫細胞と言えば、外敵を攻撃するのが役目と思われていましたが、坂口さんが新たに発見された免疫細胞は、その逆。むしろ仲間の免疫細胞の過剰な攻撃を、抑える役割を持つことが突き止められました。
その免疫細胞は、「Tレグ(制御性T細胞)」と名付けられています。
免疫細胞の中には、「攻撃役」だけでなく、いわば「ブレーキ役」も存在していたのです。
このTレグの働きで、全身の各所で過剰に活性化し、暴走している免疫細胞がなだめられ、アレルギーや自己免疫疾患が、抑えられていることがわかってきました。
なんとそんな大事なTレグが、腸内細菌の一種であるクロストリジウム菌の働きによって、私たちの腸でつくり出されていることが、最新研究で明らかになってきました。
クロストリジウム菌は、私たちの腸内の「食物繊維」をエサとして食べ、「酪酸」と呼ばれる物質を盛んに放出します。
この物質、実は腸に集結する免疫細胞に、「落ちついて!」というメッセージを伝える役割を担っています。
クロストリジウム菌が出した酪酸が、腸の壁を通って、その内側にいる免疫細胞に受け取られると、Tレグへと変身するのです。
もし腸内でクロストリジウム菌が出す酪酸が少なくなると、Tレグも適正に生み出されなくなると考えられます。
腸内でクロストリジウム菌が明らかに少なくなっていた、あの重症のアレルギー患者さんや、多発性硬化症の患者さんは、腸内でTレグを生み出す働きが、弱くなっている可能性が考えられます。
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つまり「クロストリジウム菌」は「食物繊維」をエサにして「酪酸」を放出して、免疫細胞が受け取ると「Tレグ」となり、免疫の暴走を抑えるといいます。
次回少し触れたいと思いますが、新型コロナウイルスの重症化するケースに、免疫の暴走化もあるのです。
アクセルを踏みっぱなしで暴走してしまうことで、最悪死にいたるケースがあるのですが、「Tレグ」は、先にあったように「ブレーキ」の役割をしてくれるものとなります。
ですから、山田豊文先生が指摘するように、この「クロストリジウム菌」や「Tレグ」の存在は、免疫においても、重要な役どころがあることになります。
人体には、素晴らしい機能が備わっているのです。
それを活かしていくことができれば「恐れ」や「不安」を、いたずらに持つ必要は全くないのです。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
日野
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