オーソモレキュラー的「栄養」摂取と「0.1%」以下しか出回っていない希少な原料
いつもありがとうございます。
日野です。
オーソモレキュラー医学について前回触れました。
前々回には、粘膜や粘液の重要性についてお伝えしましたが、この粘液層にはIgA抗体という、免疫グロブリンの一種が分泌されます。
免疫グロブリンはタンパク質が主成分です。
IgA抗体を作るために、リンパ球が正しく機能する必要があって、そのために「グルタミン」や「ビタミンA」が必須となります。
そして粘膜細胞をしっかり結びつけておくために必要な、結合タンパクは「ビタミンD」によって誘導されています。
またビタミンDはビタミンAと強調して、免疫反応のレベル調整を行っているということで重要です。
さらに、ビタミンAの働きを維持するためには「亜鉛」が必要であるといいます。
このようにみていくと、いろいろな栄養が絡み合って、体を維持してくれていることが分かってきます。
今まで、下記の溝口さんの話を参考に記してみましたが、もう少し続けてみます。
https://www.orthomolecular.jp/images/orthomolecular_column_202002.pdf
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さらに最近やウイルスの感染を防ぐために、抗菌タンパクが分泌されるのですが、このタンパク質の合成にも、ビタミンDはとても重要です。
そしてこれらの防御にも関わらず、ウイルスの侵入を許し感染が成立するとき、まず局所で炎症が生じます。
熱が出る前に喉が痛くなったりする時期のことです。
このときに最も大切な栄養素が、ビタミンCといえると思います。
全身の免疫担当細胞が、喉などの炎症部位に総動員されることになるのですが、そこでビタミンCが必須の栄養素。
一刻を争う状況なので、十分なビタミンCがないと局所の炎症が全身に波及し、関節痛や発熱が生じてしまいます。
オーソモレキュラー的には、このときからオリーブ葉に含まれる、オーレユーロペンという分子が活躍します。
早めに摂取することによって、全身への感染の波及を食い止めることができるので、私のクリニックでは、妊婦さんなどにも風邪やインフルエンザ、ノロウイルス感染などで使ってもらっています。
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このように、人体に適切な栄養を補給していくことで、体の免疫機能を高めていくことが可能となります。
栄養アプローチとして、この記事を書いている溝口先生がおっしゃるのは、ビタミンA、ビタミンD、グルタミン、亜鉛、ビタミンC、オリーブ葉などをおすすめしています。
グルタミンはアミノ酸の一種で、たんぱく質を含む食品、大豆や、肉、魚、卵などに元々含まれる栄養のひとつ。
ビタミン類や、亜鉛というミネラルといった微量栄養素も重要です。
そしてオリーブ葉も、丸山修寛先生がおすすめしていて、今年ご紹介しました。
僕自身も、マルチミネラルビタミンは継続していましたが、そこに、最近出てきた高濃度ビタミンCと、ビタミンDをプラスして摂取しています。
ビタミンCとビタミンDは、特に免疫力にも深く関わっているので摂取していくと良いと思っています。
またこのあたりについてはお伝えしていきたいと思います。
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マルチミネラルビタミン
https://treeoflife.shop-pro.jp/?pid=41724088
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高濃度ビタミンC(2.2g×30包)
https://treeoflife.shop-pro.jp/?pid=155343494
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ビタミンC1000 60粒
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ビタミンD
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オリーブリーフ
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「0.1%」以下しか出回っていない希少な原料
株式会社山繊の山本亮社長の、キャメル肌掛け布団の製造過程を見てきましたが、敷パッドや毛布に使われているキャメルハイパイル生地の製造工程について、前回の続きをみてみます。
http://blog.camelya.jp/?page=7&cid=3
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キャメルハイパイルの原料について
キャメルの原料は、獣毛原料全体の中では0.1%以下しか出回っていない、大変稀少な原料である。
ウールが年間何十万トンも市場に出回っているのに、キャメルは2000tぐらいしか出回らない。
この量からしても大変稀少なのがわかる。
キャメルハイパイルの原料について-ひつじ
世界の中のキャメル原料は、ほとんどがヨーロッパに行ってしまう。
ヨーロッパではキャメル下着は認知されており、高級なステータス商品なのである。
残念ながら、日本でのらくだ下着は、ドリフターズの加藤茶が、らくだのももひきを着たハゲ親父の下着イメージが強く、尚且つ単なるラクダ色に染めた下着という認識のほうが高い。
本当のキャメルの毛で作った下着は暖かいのだ。
現在は女性下着しか製造してないので、男性の下着は作っていないが・・・必ず作ろうと思っている。
その時は本物のあたたかいらくだ下着を作る予定である。(※現在、男性の下着もあります)
キャメルハイパイルの原料について-らくだ
さて、らくだ原料の話に戻るが、らくだの毛は剛毛、粗毛、うぶ毛と多種類ある。
剛毛は50ミクロンから60ミクロンと大変硬く、太い。
ストロングキャメルという表現をする業者もあるが、これは刺し毛が多く、衣料や寝具では全然使えない原料である。
キャメルハイパイルの商品は、19.5ミクロンという毛の質の中では、うぶ毛の最高級ランクの毛を使っている。
このランクはかなり細く柔らかいのである。
お値段はと言いますと・・・アクリルやポリエステルの10倍。
ウールの倍の価格になる。
そうなのです。
キャメルより高い原料はカシミヤやヤク等、ほとんどない状況なのだ。
キャメルハイパイルの原料について-カシミヤ・ヤク
ただし、ウールの毛のランクづけは世界で一番しっかりしている。
オーストラリアではウールのマーケットがあり、週に2回開かれている。
ウールは政府組織があり、世界的にしっかり管理されている。
だから、ランクづけもしっかりしており、依頼した原料がその通りに来ないということはめったにない。
しかしながら、キャメルは管理されている団体もなければ、ランクも曖昧である。
中国政府が介在していた時はある程度管理はされていたが、現在、介在していない。
キャメル原料は個々の原料商社が個々に取引をしている。
その為、相当目利きの利く原料商社から購入しないと、素材の悪い原料を買う場合もある。
だから簡単に手を出すと騙されることもある。
ウールを茶色く染めてキャメルだと売る原料屋も、ばっこしたらしい・・・・昔は。
そして、キャメル原料の刺し毛をとる整毛機は日本にはなくなってしまい。
中国、アジア地域でグレードに分けられた、原料をベール(硬い綿の塊)で購入するしかない。
仲介してくれる原料商社がよほど、現地に信頼されているかどうかで、日本での扱える原料も変わってくるのだ。
さて、なぜキャメル原料は冬の素材として認知されているのか?
公定水分率という数字がある。
この数字が高ければ高い程、人体への吸湿発熱が高くなるのである。
一般に発熱性の化学繊維が宣伝でもてはやされてはいるが、従来化学繊維はこの公定水分率は低い繊維である。
ポリエステルは0.4%であり、アクリルは2.0%である。
綿は8.5%ぐらいしかない。
キャメルやウールにいたっては15%もある。
だからキャメル素材はあたたかいのである。
発熱性の化学繊維より暖かいと私は思う。
その上、人間の体温に合わせて毛は呼吸するので、体にも優しい暖かさを持続する素材である。
この稀少な原料を使って、あのふかふかのハイパイル製品は、和歌山県の高野口に1社しかない。(実際は2社あるが、1社は合繊ばかりを扱っている)
このハイパイル素材生地を作っているのは、スライバー織機と呼ばれるが、大変マイナーな織機である。
実はこのスライバーニットによるハイパイル生地の95%は、中国で生産されている。
洋服の裏生地やぬいぐるみ生地が主な用途である。 全て合繊である。
なぜ、中国がそこまで作っているスライバーニット生地が日本で残っているのか?
理由は天然繊維にこだわって製品化しているからである。
そう天然繊維で生地を作っていることと、日本人ならではの気質があって、始めてスライバーニットの、天然繊維によるハイパイル生地生産が可能になるのである。
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このように、本当に良質のキャメルの原料を仕入れるのは、労力がかかっています。
ですから山本社長も、今年はコロナで現地に行けませんでしたが、毎年、信頼できる原料商社へ買い付けにいっておられます。
本当に良いキャメルの原料を手にするためでもあり、またキャメル製品の価格を、今の現状を維持するためです。
この価格体系でいつまでいけるのかというのは、何とも言えない状況が続いています。
またキャメルの下着ですが、一時欠品をしていましたが、数が限定ながら、ございます。
この下着も、あたたかくて冬場は非常に重宝しています。
まさに下着も寝るときもキャメル尽くしとなっております(‘◇’)ゞ
このキャメルと、ひだまりの下着を交互に着ています。
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健康肌着 ひだまり
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キャメル&オーガニックコットンインナー
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うまく活用していただければと思います。
水タンクの結晶写真の変化
最後に・・・前回、再入荷したとお伝えしたエンバランス水タンクですが、この水タンクに大阪の水道水を入れて4時間後の変化を、結晶写真で見るとその違いに一目瞭然です。
4時間で大きな変化が起こっているのが分かっていただけると思います。
以下の写真をぜひご覧ください。
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水タンクの結晶写真の変化
https://treeoflife888.lolipop.jp/file/mizutankukessyousyasin.pdf
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災害用、備蓄用に「水」は生命線ですので、ぜひ良い水を保管しておいてください。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
日野
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