出雲大社に秘められた三本柱「生命の樹」と真菰「注連縄」ワークショップ開催
いつもありがとうございます!
日野です。
深夜の配信となりすみません。
今日の午前中は、蘇生マコモシリーズで、お世話になっている株式会社リバーヴさんの、マコモ伝道師、菊池さんに来ていただき「真菰しめ縄ワークショップ」を開催しました。
初めは難しくてどうやってつくったらいいのか、全然できなかったのですが・・・(汗)、途中からコツが分かってようやくできるようになりました。注連縄づくりは実際にやってみてとても楽しかったです。
参加したお客様もみなさま一生懸命つくっておられました。
とても素晴らしいエネルギーが、この注連縄には宿っているのだと思うと、とても嬉しいものがあります。大切に飾りたいと思います。
その模様をさっそく菊池さんがFacebookに写真を、アップしてくださいましたので、Facebookやっている方はご覧いただけると思います。
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真菰ワークショップ開催
https://www.facebook.com/hino.kenya/posts/1566155533449665?notif_id=1510316413479827¬if_t=like
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真菰の注連縄づくりの奥深さ
真菰の注連縄づくりは、とても奥が深いと思いました。
「しめなわ」とは「使命(しめい)」が「成る」「使命」を「なう(NOW)」といった言葉に通じ、使命を今ここで成していくために、編んでいくものであると。ちょっと違うかもしれませんが、そのようなことをおっしゃって、なるほど・・・!と思いました。
また編んでいくうえにおいて、両手をすり合わせるようにして、握って離してと繰り返していくのですが、執着がある人はこの真菰を握ったまま、なかなか手放せないのだそうです。そうすると、うまく編み込んでいくことができません。
まさに注連縄づくりにその人の人生観が映し出されるのです。
しかしコツを掴んでくると手放せるようになってきます。そして興味深いことに三本の束にして、まず二本の束を編み込んでいき、次に、あとの一本を注連縄の道(=人生の道)に沿うようにして編み込んでいきます。
結局、三本の注連縄をひとつに編み込んでいくのです。
この注連縄の束は、かつて真菰でされていたといいますが、今はほとんどが、稲で編まれています。出雲大社の本殿の注連縄がほぼ唯一、真菰で編まれているといいます。
いずれにしても、この注連縄の束は神の象徴であると思います。
そして三本の束をひとつに編み込んでいくということは、この日本という国がまさに「三神」が密接に絡み合い、成り立っている国であることを、象徴的に表してるように思います。
ここにも「三」の仕掛けがあるのではないかと感じます。
そういう意味では注連縄づくりは、とても神聖な行為であり、今回はじめてこういった体験ができたのは、本当に有り難いことと思いました。
出雲大社に秘められた三本柱
かなりの余談となりますが、「三」という仕掛けと出雲大社ということで少し見てみると、出雲大社からは巨大な三本柱が見つかっています。
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心の御柱の三本柱
http://www.asahi.com/gallery/sengu_izumo/images/20100320.jpg
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しかも、驚くべきことにこの三本一組の巨大な柱は、9個あったと考えられています。
出雲大社の千家氏(せんげし)に伝わる「金輪御造営差図」(かなわごぞうえいさしのず)
https://goo.gl/9fg3Uf
を見れば分かるように
もともと、平安時代頃、出雲大社の神殿は、16丈(48メートル)もの高さがあったといいます。
この図には、その高層神殿を支える柱の配置図が描かれているわけですが、三本一束の柱が、ほぼ3×3の配置をなしています。
ただ、あまりに異様なスケールのため、この図自体の信憑性がかつては疑問視されていたといいます。
しかし、平成11年度の発掘から、この三本一束の巨大柱が、実際に発見されたことにより、この図の正しさが証明されます。
三本柱が一束になっているのは、単に強度を増すためというよりは、神道の奥義をそこに仕掛けているのです。
このことは「心の御柱の謎」(三神たける・飛鳥昭雄)で触れられています。
三本柱とは三柱の神のことであり、神道の造化三神である「天之御中主神」「高御産巣日神」「神産巣日神」の三神を象徴しています。
三本柱が一束になっているとは、三神であると同時に「唯一絶対神」である「天之御中主神」を象徴しています。
これは、日本という国の異様さでもあるのですが、三神信仰と同時に、絶対神の信仰もあったということを示唆しています。
これは注連縄が三本の束をひとつにすることとも、見事に対応しています。
三本の柱が一束になっている意味は、「造化三神」を象徴するのと同時に、「唯一絶対神」を象徴するということになります。
「生命の樹」とは?
そして「三本柱」の根幹をなす概念が、聖書に見られる「生命の樹」にも対応します。
なぜなら、生命の樹の象徴図形が「三本柱」から成っているからです。
これは、ユダヤ教神秘主義「カバラ(カッバーラ)」の奥義でもあり、「生命の樹」がすべての宗教の根源に、関わっていることにも繋がります。
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なかでもカッバーラの奥義を、すべて表現しているのが「生命の樹」である。
「生命の樹」とは、文字通り生命を支配する樹木のこと。
『旧約聖書』では、アダムとイブが最初に住んだ楽園、エデンの園に「生命の樹」が生えているといい、その実を口にすれば永遠の生命を得られるとされる。
ちなみに、口にしてはいけない禁断の樹の実は、もうひとつの「知識の木」の実である。
『新約聖書』では、この世の終わりに到来する神の国に「生命の樹」が生えており、永遠不滅の肉体を得て、神に祝福された者だけが、その実を口にできるといわれている。(心の御柱の謎三神たける・飛鳥昭雄)
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そして、この「生命の樹」を象徴的に現した図が、下記です。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/fa/TreeOfLife_ja.svg/400px-TreeOfLife_ja.svg.png
縦に三本の柱があることが分かります。
10個の球体(セフィロト)があり(11個目めのダアトは隠されている)、22本のパス(小径)から成るのが「生命の樹」ということになります。
結論から言えば、先の出雲大社の9本の三本柱は、3×3=9(この世の数理)を象徴し、「9本」から成る三本柱が描かれた「金輪御造営差図(かなわごぞうえいさしのず)」とは、まさに「生命の樹」を図面化したものであるということになります。
「金輪御造営差図」は、三本柱が「9本」で、「生命の樹」は、球体(セフィロト)が10個(実質11個)で、数が違うではないかという指摘があるかもしれませんが、これは、生命の樹の性質を考えれば、同じことです。
11個の球体のうち、11番目のダアトは、隠されているために、省かれます。
また、一番下の10番目のマルクトは「精神の地獄」を象徴するため、この世を表現する時は、除外されるといいます。
ですから、結局、「生命の樹」の球体の数は、11-2=9となり、3×3の三次魔方陣を表わし、「9個」のセフィロトであり、「9本」の三本柱ということで、両者は、まさに同じになります。
しかも、ご丁寧なことに、上記の生命の樹の頂点「ケテル」と「イェソド」が、それぞれ少し外側にずれることによって、そこを頂点として三角形が形づくられますが、それが、「金輪御造営差図」においても、中央の柱の前後の三本柱の場所「宇豆柱」といいますが、その柱が、見事にそれぞれ外側にずれています。
生命の樹を象徴すると同時に、もっと言えば、この「ずれ」が、実は「六角形」が浮かび上がるように、なっているという手の込みようです。
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「金輪御造営差図(かなわごぞうえいさしのず)」
https://goo.gl/9fg3U
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最後に、再び同書より引用します。
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さらに、よく見ると中央の前後の宇豆柱だけ、少し出っ張っている。
これは出雲系の神社に稀有な構造で、外側の柱を直線で結ぶと、ちょうど六角形になる。出雲大社の社紋「亀甲紋」は六角形を基本とするが、ルーツはここにある。
また、六角形の頂点を対角線で結べば、そこに六芒星が現れる。六芒星は迦波羅(カバラ)の
「裏セーマン」であり、カッバーラにおいては「ダビデの星」、すなわちイスラエルの象徴である。
このように、古代出雲大社には、カッバーラの「生命の樹」が幾重にも象徴として、封じ込められていることがわかる。
ここまでやるには、かなりの術者でなくてはならない。
「心の御柱の謎」より
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底知れない秘密
ということで、超マニアックな話になりすみません・・・。汗
いずれにしても三本柱と同様に、注連縄の三本の束を一つに編み込むことは、「三神」である「天御中主神」「高御産巣日神」「神産巣日神」を象徴的に表すと同時に、「唯一絶対神」である「天御中主神」もしくは「天照大神」を、表していることになります。
日本と古代イスラエルは表裏一体となりますので、裏返せば「御父」「御子」「精霊」の絶対三神を表すと同時に、唯一絶対神「絶対神ヤハウェ」を表していることになります。
日本という国は底知れない秘密を、堂々と示しながら隠すということを、いたるところに・・・仕掛けています。
蘇生マコモさんやスサノメグミは「次元の違うもの」である
菊池さんからは、真菰ワークショップの後、お昼をご一緒させていただき、いろいろなお話を聞かせていただきました。
やはり、この蘇生マコモさんやスサノメグミは、「次元の違うもの」であると改めて感じました。
またお伝えできることはお伝えしていければと思っています。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!
日野
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