フルベッキ写真
先日訪れた熊本八代の水の子。
玉ねぎ畑を見た後は、上村会長の車で上天草のきらら亭、という宿に宿泊させていただきました。
目の前に海が見える場所で、昨年もここに宿泊させていただきました。
昨年も気づいていたと思うのですが、忘れてしまっていましたが、この宿の入り口を入った正面に大きな写真が飾られていました。
この写真がここに・・・
と驚いたのですが、どういう写真かというと、幕末の志士たちが一同に集結している・・・と言われている写真です。
一般的に「フルベッキ写真」と言われている写真で、宣教師フルベッキとその子どもたちを囲み、44名の武士による集合写真です。
この中には、坂本龍馬や西郷隆盛、高杉晋作、桂小五郎、中岡慎太郎、岩倉具視、大久保利通
伊藤博文、大村益次郎、そして、幕府側の勝海舟までがいる・・・とされている写真です。
しかし、この写真は偽物である、つまりそういった人物たちは写っていなくて、佐賀藩氏の集まりであるとか、そういうことも言われていて、本物か偽物かの真贋論争がいまだにあります。
さらに、興味深いことにこの写真の中心には、長州藩が長年かくまってきたとされる大室寅之祐という人物、後の明治天皇と入れ替わった人物とされる人物まで写っている、というのだから驚きです。
僕自身も、明治維新や幕末に興味をもってこの写真を知ったのですが、いろいろとみていった中で、これは本物であると今は思っています。
もちろん間違っているかもしれません。
しかし、写真から、着ている服などを分析していくと、薩摩由来のものであったり、といったそれぞれの地域の服であるといったことも調べられているそうなので、そういったことをつぶさに調べていくと、かなり信憑性があるように思います。
ここに写っている西郷隆盛とされる人物は、現在伝わる西郷隆盛の肖像画とは全くの別人が写っています。
しかし、こちらの写真が本物の西郷隆盛であり、実際にそうだと僕は思っています。こちらの方が断然、存在感があります。
そして、明治維新が起こった背景を見ていくと、この明治維新は、ある意味、裏では予定調和の出来事で、つまりは、初めからレールが敷かれていたという節が見えてきます。
江戸城の無血開城も、初めから決まっていたのです。
そのように見ていくと、勝海舟が写真に写っているのも頷けるものがありますし、藩をこえた繋がりがあり、それは、一言で言えば、以前にも少し触れましたが、明治維新とは、天皇家で言えば南朝革命であり、そのことで幕末の志士たちは、繋がっていた可能性がある、ということになります。
最近、スマホで撮影して、編集無しでそのままアップロードをする、ということもしてみていますがその動画で、少しこのきらら亭にあった写真について話しています。
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【撮影即アップ002】いわくつきの写真
https://youtu.be/MNEIGYhItEk
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きらら亭にあった、写真はかなり大きかったですが、僕は手元で時々目にしたいと思って、あの小型版を購入しました。
あの写真を見ると、ああ、自分はまだまだ甘いし、もっとがんばらないといけない、ということを感じます。何か力が湧いてくるものがあります。
上村会長が懇意にしている宿に、このような写真が掲げられていたので何かのメッセージというのかシンクロニシティを感じ、嬉しくなってしまいました。
ブランド化
その宿では、上村会長がなぜ有機農業をはじめたときに、何もない状態から、今の規模にまで大きくすることができたのか、その秘密について、教えて下さいました。
やはり、このように実践されてきた方の言葉の一言一言はものすごく響きます。
一言で言えば、「ブランド化」ということなのですが、そのやってきたことをお伝えくださいました。
非常に学びになりましたし、この聞かせていただいたことを実践していきたいと思っています。
次の日は、上天草から、上村会長のご自宅にもどってれんこんを植える作業をしました。
泥水の中にはいっての作業は、もう想像を越える大変さがありました。
泥のために足をとられて、簡単にひきぬけないのです。一歩動くのが、こんなに大変なのかと思いました。
一列、植えてもらうということで、50メートルくらいあったそうなのですが、何とか最後までできたものの、実際にやってみて、その大変さを実感しました。
上村会長の息子さんに指導をいただいたのですが、普通に何の苦もなく泥の中を移動されていましたが、さすがだと思いました。
今季の蓮根は終了してしまいましたが、いつも当たり前のように届いていた蓮根ですが、収穫するのも本当に大変だと思いますし、水の子会の方たちの思いが詰まっているのだと、そのことを改めて感じました。
ということで、次にい草財布の坂田さんとい草の製造現場に向かったのでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
日野
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